コロナ危機で生まれた美しい音楽: LUNA SEA: Make a vow

1989年の結成以来、日本の音楽シーンにおいて最も象徴的で伝説的なバンドのひとつであるLUNA SEA。日本でヴィジュアル系バンドと聞けば、彼らの名前を挙げる人は少なくないだろう。今年2020年はLUNA SEAの結成30周年ということで、当初は2月から5月にかけて全国ツアーを行う予定だったが、COVID-19の影響でほとんどの公演がキャンセルになったそうだ。

世界はすっかり変わり、まだ新しい世界に上手く適用できず、苦しんでいる今。そんな悲しみに満ちた世の中で、LUNA SEAから新曲「Make a vow」が届いた。

VIRUS IS OVER! 

LUNA SEAは2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者支援のため、楽曲「PROMISE」の収益金を全額寄付し、チャリティーコンサートを開催するなど、社会問題への取り組みを積極的に行っている。2017年には楽器演奏に必要な電力をすべて水素燃料電池で賄うことで、地球環境問題に向き合うなどグローバルな課題にも積極的だ。そして今回LUNA SEAは、孤独な心をひとつにするために、再び立ち上がっている。

物語の一部となる一体感

COVID-19の影響もあり、この曲は顔を合わせずに各メンバーの自宅でレコーディングしたそう。だからこそ、メンバーのリラックスしたスタイルが興味深い。またリリース形式もメンバーが1日1パートずつリレー形式でSNSに投稿し、最後に完成した曲がリリースされるというもの。毎日、彼らの日替わり投稿を楽しみに待ち、最後にはLUNA SEAの物語の一部になったかのような気分を味わえた至福の時間だったと言えよう。 

1日目: SUGIZO

2日目: RYUICHI

3日目: J

4日目: INORAN

5日目: 真矢

LUNA SEAの圧倒的な実力と優しさが伝わってくる”Make a vow”。一度聴けば、そのメロディに癒されること間違いなし。

writer 加藤