大津波警報・津波警報・津波注意報の違いとは?

波

突然来る津波の怖さ

日本は、47都道府県中8県を除く39都道府県が、海に面している国。そのため、国内外で発生した地震や噴火によって津波が発生することがしばしばあります。

地震と違って体験することも少ないため、注意報や警報が発表されても実感が湧きにくいかもしれません。しかし数十センチメートルの津波であっても、大人が流されてしまうこともある津波。

気象庁から大津波警報・津波警報・津波注意報が発表されたら、すぐに「高台や避難ビルなどへ避難する」ことが重要です。

津波に関する警報は3種類

津波には、大津波警報・津波警報・津波注意報と3種類の警報があり、それぞれ以下のような津波の高さが想定されています。

想定される津波の高さ
(数値発表)
想定される津波の高さ
(巨大地震発生時の速報)
大津波警報10m超巨大
大津波警報10m巨大
大津波警報5m巨大
津波警報3m高い
津波注意報1m(表記なし)

気象庁は、地震の発生後、約3分で津波注意報・警報を津波予報区単位で発令し、5段階の数値で予想される波の高さを発表します。

地震の規模がマグニチュード8を超える巨大地震の場合には、地震の規模特定などに時間を要するため、まず第一報として予想される津波の高さを「巨大」「高い」で発表し、正確な規模を特定できた時点で、第二報として5段階の数値で発表します。

大津波警報

海

大津波警報は、想定される波の高さが3m以上の場合に発令され、想定される津波の高さは、5m・10m・10m超え。

これは木造家屋が流されたり、全壊するほどの威力で、人は流されて命を失う危険性が高いレベルです。取るべき行動は、一刻も早く高台や避難ビルへ逃げること。そして少しでも背の高い場所へ避難することになります。

津波警報

津波警報は、想定される波の高さが1mを超える場合に発令され、想定される津波の高さは3m。

低い土地では浸水被害が発生し、人は流されて命を失う危険性があります。取るべき行動は、一刻も早く高台や避難ビルへ逃げること。そして少しでも背の高い場所へ避難することになります。

津波注意報

サイレン

津波注意報は、想定される波の高さが0.2m以上の場合に発令され、想定される津波の高さは1m。

海にいた場合には、津波に巻き込まれてしまったり、小型船舶などは流されてしまうことが想定されます。海にいる場合は直ちに海辺から離れて避難することになります。

また0.5mの津波でも大人が流されて、その場で立っていられないとも言われているため、注意報であっても、津波警報が出た際と同じ避難行動を取るなど、状況に合わせて冷静に判断することが肝要と言えます。

津波予報区とは

避難

津波予報区とは、気象庁が津波に関する警報・注意報を発表する際に使用するもので、日本全国を66区域に分けています。

例えば、青森県には、3つの津波予報区(青森県日本海沿岸・陸奥湾・青森県太平洋沿岸)があり、日本全国を都道府県単位以下に分けることで、より正確な津波警報・注意報が出せるようになっています。

津波予報区の配置図(気象庁)